推し活をしている皆さんの中には、愛する同人誌がどんどん増えていく喜びと、保管場所に困る悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。そんな時に注目されているのが「同人誌のデジタル化」です。スマートフォンやタブレットで好きなだけ読める、場所を取らない、さらには販売まで検討できるというメリットがあります。この記事では、同人誌をデジタル化する方法から保存、共有、販売まで、推し活を次のレベルへ進める全ての情報を詳しく解説します。
同人誌デジタル化の基礎知識
デジタル化とは?自炊って何?
同人誌のデジタル化は、別名「自炊(じすい)」と呼ばれています。紙の同人誌をスキャナーで読み込んで、PDF形式やJPEG形式などの電子ファイルに変換するプロセスを指します。推し活で集めた同人誌も、デジタル化することでスマートフォンやタブレットで手軽に楽しめるようになります。
デジタル化のメリットは、何といっても場所を取らないこと。100冊の同人誌があっても、デジタルなら数ギガバイト程度のデータで管理できます。また、外出先でもスマートフォンから読み返せるので、推し活がより充実します。
デジタル化の方法は大きく3つ
同人誌をデジタル化する方法は、自分でやる方法と専門業者に依頼する方法に分かれます。自分でやる場合は、家庭用スキャナーを使うか、自動給紙スキャナーを使うかで異なります。一方、専門業者に依頼すれば、手間をかけずにプロの品質で電子化してもらえます。
自分でデジタル化する方法
家庭用スキャナーでの自炊
最もシンプルな方法が、家庭用のスキャナーを使う自炊です。普通のスキャナーでも同人誌をデジタル化できますが、時間がかかるのが難点。400ページの本でも約30分~1時間程度必要な場合があります。
また、本を断裁(背の部分を切って、ばらばらのページにする)必要がある場合が多いため、大切な同人誌を傷つけたくないという推し活者にはストレスになることもあります。
自動給紙スキャナー(ScanSnapなど)での自炊
より効率的なのが、自動給紙機能付きスキャナーの利用です。ScanSnapのような高性能スキャナーを使えば、デジタル化の速度が劇的に変わります。実際のところ、400ページの本なら断裁からスキャン完了まで10~15分程度で終わります。20ページ前後の薄い同人誌なら、5分かからないことも珍しくありません。
これなら推し活で集めた同人誌も、比較的短時間でデジタル化できます。ただし、購入費用が数万円かかるため、よほど大量の同人誌がある場合以外は、コスト的に割に合わないかもしれません。
スマートフォンアプリを使った撮影
最近は、スマートフォンのカメラとアプリを組み合わせてデジタル化する方法も広がっています。無料・有料の専用アプリを使えば、手軽に同人誌をスキャンできます。ただし、品質はスキャナーほど高くなく、時間もかかるため、少量の同人誌向きです。
料金相場としては、同人誌1冊あたり50円~66円程度が一般的です。つまり、50冊でも3,000~3,300円程度で完了します。書籍なら1冊60円程度からサービスを提供している業者も多いため、大量の同人誌があれば検討する価値があります。
電子化代行サービスを利用する際は、以下の点をチェックしましょう。成人向けの同人誌に対応しているか、スキャン品質はどのレベルか、返却までの日数はどのくらいか、といった詳細を確認することが大切です。
また、個人情報の管理やデータ破棄の方法についても、信頼できる業者を選ぶことが重要です。推し活で集めた大切な同人誌を預けるわけですから、業者の実績や口コミをしっかり確認してから依頼しましょう。